「食と酒 なかむた」 ×「醸造酒場 アジート」 コラボイベントリポート
14日にあった「食と酒 なかむた」×「醸造酒場 アジート」コラボイベントの
内容がどんな感じだったかをお伝えします。
今回は和食と日本ワインのマリアージュのテーマということで料理一品に付き基本一種類のワインを合わせてみました。
よって人数も10人限定に絞って一品一品を丁寧に合わせながら提供しました。
和食はワインの中で日本ワインが一番あうとの思いが伝わったでしょうか~^^
好評だったので、たぶんそのはずだと信じます(笑)
料理の写真と共にご説明します。
当日は食べてないのですが、それまでに3回ほどマリアージュの試食試飲をしてたので
その時の感想を踏まえてお話します。
まずは、お品書きです。
そして、一品目です
イチゴと黒豆の白和え
柿と蕪 クリームチーズ
× 穂坂シャルドネ&甲州 スパークリング(山梨)
苺とスパークリングワインは心地よい酸同士やはりあいますね。白和えと甲州もいい感じです。
柿と蕪 クリームチーズの方があうとおっしゃってる方もいました。
また、イチゴと黒豆の組み合わせが面白い!という方も(笑)
2品目は
鯛 お造り
× ハラモヴィンテージ 甲州シュールリー(山梨)
× グレイス グリド 甲州(山梨)
醤油がこれまたハラモの甲州にあうんですね~
甲州の旨みと醤油の旨みが溶け合う感じです。
逆にグリド 甲州は酸が強かったようです。
塩+かぼすとかだといいかもですね。
3品目は
蒸し鶏サラダ仕立て おろしポン酢ダレ
× 都城ワイン イシコリドメ (宮崎)
これが、一番苦労した組み合わせでした。イシコリドメは単体ではフルーティで美味しいのに
何かと合わすと何故か嫌味な部分が出てくる。
肉の生臭さ(半ナマで柔らかい)が原因かなと思ってたら違ってました。
原因は奥のほうに感じる苦さでした。
その苦さに対抗するのはなんと大根おろし!大根おろしがその苦さを洗い流し、
抵抗なく両方の素材が口の中でマリアージュしました。
◎アンケートでベスト組み合わせの一つでした。
4品目は
里芋そぼろ餡掛け
× シャトー・ジュン 甲州(山梨)
出汁と甲州の旨みはあう~という、一番伝えたいところの組み合わせでした。
シャトー・ジュンも中口だったので、それも相性としては良かったのかなと。
そして里芋のホクホク感がさらに旨さを増す効果があったのかな。
◎アンケートでベスト組み合わせの一つでした。
5品目は
風呂吹き大根 柚子味噌
× ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA(山梨)
これは、ちょっと意外な組み合わせです。
ここで言いたかったのは、柚子味噌の酸味とマスカット・ベーリーAの新酒独特の酸味
相性がいいのかなんとも言えないいい感じの混ざり加減です。
風呂吹き大根はひとつ前の、シャトー・ジュンの方があうという方もいらっしゃいました^^;;
ごもっともです(笑)
6品目は
牛カツ 二種の味噌ソース
× イケダワイナリーセレクト 赤(山梨)
× フジクレール メルロー(山梨)
山椒の利いた赤味噌にイケダワイナリーセレクト 赤。
山椒のスパイシーさとイケダワインのカベルネソーヴィニヨンのスパイシーさはどちらも日本特有のものなので優しい感じです。
そしてカベルネメルローに肉、この要素が混ざり合うとあら不思議、想像してなかった味が出来上がったのです!
良いと言われているマリアージュの組み合わせで別の美味しいものになるというパターンがありますが、このパターンはそうそう出会いません。それが出会っちゃいました!
胡椒のキツさだったり、海外のはっきりしたスパイシーなCSにはまずこの出会いはない気がします。
もう一つの味噌は甘辛味噌でした。こちらも少し若い感じのフジクレール メルローにあってたようです。
こちらもベスト組み合わせのアンケートではなかなかよい投票数でしたよ。
7品目は
鶏肝有馬煮
× エーデルワイン シルバー ツヴァイゲルトレーベ(岩手県)
有馬煮は有馬山椒の入った醤油煮です。
山椒のスパイシーさとツヴァイゲルトレーベのスパイシーさ、鳥肝の獣の臭みとエーデルワイン シルバー ツヴァイゲルトレーベの野性味溢れたところ これはダブルの相性の良さ(相乗効果)だと思っています。
最後に今回のワイン達と会の雰囲気をお伝えします。
なかなか面白い会が出来ました。
マッチングの感想だけを書いてますが、もちろん、なかむたさんのお料理、日本ワインも大絶賛でしたよ。
ほんとにいい会でした。
また、3月に第2回目でお会いしましょう~!
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