杜の蔵・蔵見学(2/26)

スタッフの林です。
2月の26(土曜)に福岡の三潴町にある「杜の蔵」さんに蔵見学に行ってきました(^^)

杜の蔵は、九州ではいち早く全量純米造りに取り組んだ蔵だそうで
「地元の'米'を地元の'水'で地元の'人'が醸す」
という理念のもとで、
米は近所で採れる夢一献米と糸島産の山田錦を使用し、杜氏さんや蔵で働く方達も地元の方々にお願いしているそうです。

「せっかく地元に良い米や水があるのだから、わざわざ他所から仕入れてまで造ろうとは思わない」
と仰っていた森永常務の言葉がとても印象的でした。

近所に自社の田んぼを持ち、(有機栽培?など)試験的な段階でのお米造りにも取り組んでるそうです。

ただ単に「美味しいお酒を造る」というだけでは終わらずに、常にその先を見据えて酒造りをされている。
そんな懐の深さのようなものを、ひしひしと感じた杜の蔵の蔵見学となりました。

蔵見学の帰りには、営業の友山さんおすすめの久留米の鰻屋さんで、とても美味しい鰻丼を食べて帰り、とても有意義で楽しい蔵見学となりました(^^)
















エージより補足&感想:
少しだけ書くつもりが、、長くなってしまいました(^^);;

・蒸し米について
蒸し米というよものをはじめて食べました。
通常、家で蒸すと少しべたべたなイメージがありますが、外側はさらさらで中がもちもち
なのです。噛むとしだいに甘味がじわ~っと出てきます。
指でもむと手にはくっつかないけどゴムの塊みたいになります。
消しゴムのカスを集めた感じ?(笑)

そして、どこをとっても同じ状態なの(端っこがべたべたになったりするのもある)は蒸し器の
性能がいいとのこと。

・仕込みタンク
櫂(かい)で醪をかき回す体験をみんなでしました。
ひく時に力をいれるとか。。。
最初はちょっと怖かったです(笑)
しかし、これを長時間し続ける杜氏&蔵人さんには頭があがりません。

仕込み初期の段階や終盤のお酒を試飲させていただきました。
アルコール感、雑味、甘さなど全然違うので面白かったです。

・上槽
やぶた(空気圧搾機構付横型フィルタープレス:アコーディオンのような形をしたお酒を絞る機械)
がありましたが、なんと、全長5Mくらいありそうなやぶたをすっぽり囲む冷蔵庫を作っていました!
他で見たことも聞いたこともないような。。。。(^^);;


・貯蔵庫
いろんなタンクがありましたが、5年くらい前から一年ごとにいろんなタンクがごろごろと眠って
いました。(独楽蔵シリーズ)即現金化できないこういう管理は他の蔵では嫌がることなんでしょうが、、、(^^);;

も一つおまけをいうと瓶貯蔵をしている部屋も一部屋!ありました。

・グラスについて
上記写真のグラスは玄専用のグラスです。
いろんなグラスでティスティングした結果を作ってもらったそうです。
どこまで~!(笑)
こんな遊びは大好きです。そのうちアジートにもお目見えすることでしょう。
杜の蔵セットを考えています(笑)ふふ。

参考までに、、、、
いま巷で流行ってるお燗も流行るまえから杜の蔵さんが非難をうけながらも(笑)
言い続けてたそうな。。。
次はグラスがくる?かな。。。?

とまあ、、、案内していただいた友山さんは終始「うちの蔵おかしいでしょ~」とか
「あほでしょ~」とか冗談まじりに言ってましたが、確かにかなりのマニアックです。(笑)
業界の異端児?なのかな?。。(笑)

でも、そこには確実に他とは違う個性が生まれてくるのだとおもいます。

しかし、、ツボにはまって大好きになりました。
応援したくなる蔵がまた一つできました!

杜の蔵さんが提唱しているもう一つの新たな試みとアジートの趣旨が合致してる
ので4月あたり?にコラボイベントしたいと思っております。

森永常務、友山さんご案内ありがとうございました。
おかげで楽しい蔵見学(ちょっと体験)となりました。

めしと日本酒と日本ワイン アジート 大名店

「アジート」は日本酒と日本ワインに特化したダイニングバーとして福岡の大名にうまれました。(2010.12) お料理は醸造酒にあうように優しい味付けのイタリア創作料理から日本酒に合いそうな和風のあてまでご用意いたしています。 日本酒はグラスで約20種、ボトルで20種、日本ワインはグラスで約5種、ボトルで約70種 常備しております。 お客様に最高の出会いが見つかるようにお手伝いさせてもらってます。

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